myterminal-controls 20170425.1936(in MELPA)
Quick toggle controls at a key-stroke

概要

4/18にリポジトリに登録された新入りです。

myterminal-controls.el は制御メニューウィンドウをポップアップし、
メニューで定められた操作を繰り返しできるようにするものです。

たとえば、フォントやウィンドウの大きさを変更するようなときに、
毎度プレフィクスキーを押さなくても微調整できたりします。

hydra.el(レビュー) はエコーエリア上にメニューが出ますが、
myterminal-controls.el は ポップアップウィンドウで出ます。

terminalと名前がついていますが、端末エミュレータや
term.el/terminal.elとは無関係です。

本設定でもhydraと同様に文字の大きさを
gで大きくlで小さくする例を示しています。

エコーエリアよりもポップアップウィンドウが好きな方はどうぞ。

開発初期の現時点では荒削りで、複数の制御ウィンドウを定義できません。

今後の発展が楽しみです。

20150125090543.png
Fig1: hydraはエコーエリアに使えるキーを表示

20150422044725.png
Fig2: myterminal-controlsはポップアップウィンドウに使えるキーを表示

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてmyterminal-controlsを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install myterminal-controls

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name myterminal-controls

設定 150422041700.myterminal-controls.el(以下のコードと同一)

;;; qの代わりにC-gでウィンドウを閉じる
(defun myterminal-controls-set-controls-data--add-C-g (&rest _)
  (setf (caar (last myterminal-controls--controls-data)) "C-g"))
(advice-add 'myterminal-controls-set-controls-data
            :after 'myterminal-controls-set-controls-data--add-C-g)
;;; 設定例 gで文字の大きさを大きくし、lで小さくする
(myterminal-controls-set-controls-data
 '(("g" "zoom in" (lambda () (call-interactively 'text-scale-increase)))
   ("l" "zoom out" (lambda () (call-interactively 'text-scale-decrease)))))
;;; C-M-`に割り当てる
(global-set-key (kbd "C-M-`") 'myterminal-controls-open-controls)

実行方法

$ wget http://rubikitch.com/f/150422041700.myterminal-controls.el
$ emacs -Q -f package-initialize -l 150422041700.myterminal-controls.el

本サイト内の関連パッケージ


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。