direx 20170422.627(in MELPA)
Simple Directory Explorer

概要

direx.el は一言で言えば Yet another dired です。

つまり、Emacs Lispで実装されたもうひとつのファイラです。

最大の特徴は、深いディレクトリ構造をディレクトリツリーとして
すべて見せてくれることです。

speedbar 的なディレクトリツリーが特徴です。

「diredとspeedbarを組み合わせた」とタイトルに書きましたが、
実はどちらにも依存していません。

また、コアはわずか1000行ととてもコンパクトです。

diredと比べれば1/8に過ぎません。

使い方はdiredに似ているのですぐに慣れます。

  • C: コピー
  • R: リネーム・移動
  • D: 削除
  • ^: 親ディレクトリ
  • RET: ファイル・ディレクトリを開く

などはそのまま使えます。

なによりディレクトリでRETを押すと
その場でサブディレクトリが展開されるし、
Eを押すと再帰的にディレクトリツリーを開いてくれます。

direxとdiredのエントリーポイントはこのように対応しています。

M-x dired-jumpM-x direx:jump-to-directory
M-x diredM-x direx:find-directory

たくさんのサブディレクトリが含まれるディレクトリを見るとき、
direxはとても役立ちます。

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてdirexを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install direx

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name direx

設定 141018090645.direx.el(以下のコードと同一)

(global-set-key (kbd "C-x C-j") 'direx:jump-to-directory)

実行方法

$ wget http://rubikitch.com/f/141018090645.direx.el
$ emacs -Q -f package-initialize -l 141018090645.direx.el

20141018090753.png
Fig1: direxでディレクトリツリーを見よう

本サイト内の関連パッケージ


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。