ag 20170712.1549(in MELPA)
A front-end for ag ('the silver searcher'), the C ack replacement.

概要

ag.elは超高速grepのagのEmacsインターフェースです。

以下のコマンドが用意されています。

  • M-x ag
  • M-x ag-files
  • M-x ag-regexp
  • M-x ag-project
  • M-x ag-project-files
  • M-x ag-project-regexp
  • M-x ag-dired
  • M-x ag-dired-regexp
  • M-x ag-project-dired
  • M-x ag-project-dired-regexp

これらはautoloadされているので、設定は不要です。

M-x agは検索文字列(正規表現ではない)とディレクトリを入力してag検索します。

デフォルトの検索文字列は賢く判定してくれます。

  • regionが指定してあるときはregionの文字列
  • それ以外は現在位置のシンボル

projectがついたコマンドは、検索ディレクトリを
現在の プロジェクト ディレクトリにします。

ag.elにおいてのプロジェクトとは、 git / svn / hg
ルートディレクトリがデフォルトになっていますが、
ag-project-root-function を変更することでより賢くできます。

filesがついたコマンドでは検索対象のファイル名の正規表現を指定できます。

regexpがついたコマンドは文字列検索ではなくて
Perl準拠の正規表現(PCRE)検索となります。

diredがついたコマンドは、 M-x find-dired 似のファイル名検索です。

ですが、バージョン管理システムで無視されるファイル名は表示しません。

また、 projectile.el と連携することができ、
*C-c p s s*でag-regexpが使えます。

ag-wgrep.el と併用することで、 wgrep.el による
ag検索結果の編集ができます。

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてagを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install ag

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name ag

本サイト内の関連パッケージ


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。